産休明けから就学前まで途切れのない受け入れ体制
きのかわ保育園が運営するのは、0歳児の産休明け保育から就学前までをカバーする乳幼児保育だけではない。延長保育や障がい児保育にも対応し、児童発達支援・放課後等デイサービスといった福祉事業も手がけている。支援の入口が複数あることで、子どもの年齢や発達の状態を問わず相談先として機能している。和歌山市松島に立地し、田井ノ瀬駅から車でおよそ10分の距離にある。
地域の子育て世帯を対象にした体験入園の受け付けも続けており、「入園前に雰囲気がわかって助かった」という声が目立つ。在園児の保護者だけでなく、まだ園を検討している段階の家庭にも門戸を開いている点は、地域との接点を広くとろうとする姿勢の表れだろう。未就園の親子が気軽に足を運べる場として、周辺エリアからの問い合わせも一定数寄せられている。
動植物との日常的なかかわりが育てるもの
園の周辺に広がる自然環境を日々の保育にそのまま取り込んでいる。子どもたちは生き物や植物の世話を自分の手で行い、成長や変化を間近に観察する。こうした日常のなかで生命のサイクルに触れることが、絵画や造形への意欲にもつながっているという。知的好奇心の芽が遊びの延長線上で自然に伸びていく構造が、カリキュラムの土台に据えられている。
個人的には、年齢ごとの発達段階に沿ったカリキュラム編成がかなり丁寧だと感じた。乳児期から就学前まで一貫した流れのなかで、基礎的な力を遊びながら身につけていく設計になっている。職員間の連携も密で、担当が変わっても子ども一人ひとりの情報が途切れないよう共有体制が組まれている。こうした仕組みが、保護者からの継続的な信頼につながっているようだ。
新卒・ブランクありでも現場に入りやすい職場設計
入職初日から先輩職員がマンツーマンでレクチャーにあたり、わからないことをその場で聞ける空気がつくられている。保育士経験者はもちろん、資格取得直後で実務経験がない方やブランクのある方も採用対象に含まれる。専門学校・短大・四大いずれの出身者も受け入れており、学校での学びと現場実践の橋渡しを意識したサポートが用意されている。
若手保育士が多く在籍し、職場全体の雰囲気は明るいと感じる利用者も多い。「最初は緊張していたけれど、数日で馴染めた」という新人スタッフの話がある。和気あいあいとした空気のなかで業務が進むため、相談や提案のハードルが低い。結果として、経験の浅いスタッフでも早い段階からやりがいを実感しやすい環境になっている。
正社員・パートそれぞれに整備された待遇と評価
正社員は雇用期間の定めがなく、通勤手当・社会保険・賞与といった待遇面が一通りそろっている。有給取得率の高さも目を引くところで、私生活との両立を重視する働き方が現実的に成り立つ。パート採用では1日4時間からの勤務に対応しており、扶養内で働きたいという希望にも応じている。シフト制のため、勤務時間の調整についても相談しやすい体制が敷かれている。
昇給や賞与が頑張りに連動する仕組みがあり、「評価がきちんと給与に反映される」と話すスタッフもいる。性別や経験年数を問わず採用の間口が広い点は、人手不足が続く保育業界のなかで注目に値する。責任感と協調性を重視する採用方針を掲げつつ、入職後のフォローにも力を入れている。


